
◆12月 25日 取得時講習(応急救護)
「旅客自動車の運転者による応急救護処置」なるものを受講してきました。
これは、不特定多数の旅客を安全に輸送しようとする私たちが、交通事故に遭遇した際に旅客と協力して行う心肺蘇生法、止血法に加え、副子固定法、包帯法および各種傷病に対する対応要領等について説明を受けると言うものです。
皆さんは、交通事故にあって24時間以内に死亡される方の人数をご存知でしょうか?
その数何と!
(平成14年度統計)
24時間を越えて死亡される方を含めたら相当の数の方が亡くなられています。
◆応急救護処置の意義
応急救護処置とは、交通事故の現場において傷病者を救護するために最小限必要とされる心肺蘇生法及び止血法を中心とした救命手当てのことをいい、それに至る手順を含むものです。
◆応急救護処置の目的
交通事故により傷病者が発生した場合、救急車が到着するまでのわずかな間に尊い生命が失われています。
上の図は、心臓停止・呼吸停止・出血などの緊急事態における経過時間と死亡率の関係を示したものです。たとえば、心臓停止では3分間放置されると死亡率が約50%に、呼吸停止では10分間放置されると死亡率が約50%になります。このことは緊急事態が重大であるほど、早く適切な処置をしなければ死亡者が増加する事を意味しています。
事故を起こしますと、人は『頭部』や『腹部』等をよく強打して意識がなくなるそうです。
『頭を強く打つ』 → 『意識障害』 → 『舌根沈下』 → 『気道閉塞』 → 『10分で細胞死滅』(死亡につながる)
(最初に脳細胞と心筋細胞が死滅していくそうです)
<国内では、患者の心臓が停止してから救急隊員が患者と接触するまでに平均12.7分かかるといわれてます>
したがって、応急救護処置に対する知識と技術を習得し、事故現場等において迅速・適切にこれを活用する事により、悲惨な交通事故による傷病者の救命率を高める事が出来るのです。
◆応急救護処置の内容
旅客自動車の運転者は、旅客の生命を預かり安全に運送する事が求められることもあり、普通免許等取得時講習において行う応急救護処置の内容に加え、多種多様な場面にも対応できるよう、各種外傷、熱傷、各種症状、中毒に対する対応、包帯法、副子固定法等についても対象とし、より充実した内容(下記参照)となりました。
- 傷病者の観察・移動
- 体位管理
- 心肺蘇生法(気道確保、人工呼吸、心臓マッサージ)
- 止血法
- 包帯法
- 副子固定法
- 各種外傷、熱傷、各種症状、中毒に対する対応
(なお、これらの応急救護処置と並行して、救急車を呼び、出来るだけ早く医療機関で治療を受けさせる事が重要です)
◆うんちく
現在、消防・警察にかかってくる電話は、携帯電話の普及に伴い、通報が早くなっているそうですが困った事があるそうです。東京には消防の本部が4箇所あり東西南北を網羅しているそうなのですが、携帯電話のアンテナと電波の関係により管轄外にかかってしまう事があり出動が遅れる事があるそうです。そんな時は、現在地をすばやく知らせる事が大切なんだそうです。
しかし、初めて通った道では住所が直ぐに分からない時があると思います。番地表示が見当たらなかったりしたら・・・そのような時はどうすればいいのでしょうか?
周りの人に聞く!確かに正解です。でも・・・周りに人がいなかったらどうします?
そんな時は、『電柱』や『標識』を探してください。これらには小さいですが必ず管理番号なるものが付いているそうです。それを伝えると一発で住所が判明するそうですよ!
さて、説明はこれぐらいにしまして、
◆早速取得時講習の報告をしていきたいと思います。
今日の予定は、午前10時30分〜午後5時30分までの7時間の講習と聞いておりましたが、耐えられるのかが心配でしたよ・・・・
大和教習所には、午前9時30分に着きました。受付を済ませると「10時50分頃に担当の者がお呼びしますのでお待ち下さい」とのこと。「10時30分からじゃないのか・・・」と思いつつも20分減ったと心の中でニンマリしちゃいました。
時間になり受講者の名前が呼ばれ、教室に移動となりました。(本日は8名の受講者でした)
そこで、「旅客自動車の運転者による応急救護処置」と言う小冊子と「除細動器」についての新聞の切り抜き等のプリントを貰い、下記の様な日程で講習を受けてきました。
| 1 |
10時50分〜11時40分 |
心肺蘇生法について |
| 2 |
11時50分〜12時13分 |
同上 |
| 3 |
12時13分〜12時37分 |
ビデオ上映 |
| 4 |
13時50分〜14時20分 |
人口呼吸・心臓マッサージ |
| 5 |
14時30分〜15時00分 |
同上 |
| 6 |
15時10分〜15時45分 |
実技テスト |
| 7 |
15時55分〜16時40分 |
連続心臓マッサージ |
| 8 |
16時45分〜17時30分 |
止血・包帯法 |
◆1〜3・・・心肺蘇生法について
最初に、ここのページで書いた説明を受けました。その後、ビデオで負傷者を安全な場所への動かし方・人工呼吸・心臓マッサージ・止血・包帯法の仕方を見ました。
(全ての部分で一人より二人、またそれ以上の手が必要だとの説明がありました。なぜなら、負傷者は首に何らかの衝撃を受けている事が多く、胸から下の背骨を負傷した場合は下半身麻痺・首の辺りを負傷した場合は四肢麻痺になる事が多いそうです。)
◆
4〜7・・・人口呼吸・心臓マッサージ
絨毯の敷いてある教室に移動しました。ここではまず、ペアを組み変わりばんこに「負傷者」「救助者」を台詞を交えて形のみを何度もやりました。
以下がその台詞になります。
周囲の状況の観察(左右・上下・前後)
「2次事故の危険性なし!」
全身の観察(負傷者の足から胸の辺りまで歩いていき、全身を観察する)
「大量出血等なし!」
意識の確認(負傷者の頭側の腕を肘までつけ、負傷者の耳元に口を近づける)
「もしもし、大丈夫ですか?」(反対の手で肩を叩きながら声を段々大きくしながら、3回行う)
<ここで意識があれば、回復体位をとる>
<意識が無ければ、続けて>
「誰か来て下さい。119番お願いします!」(手を上げて)
気道確保(頭部後屈あご先挙上法)
呼吸の確認(自分の顔を相手の口・鼻に近づける)<5秒位>
「呼吸なし!」
人工呼吸開始(2回息を吹き込む)<1回に2秒位かけて吹き込む>
*循環のサイン確認(呼吸<5秒>・咳・動き<5秒>)<合計10秒位>
「循環のサインなし!」
「心臓マッサージ開始!」<心臓マッサージ15回・人工呼吸2回を4セット1分間行う>
循環のサイン確認(呼吸<5秒>・咳・動き<5秒>)<合計10秒位>
「循環のサインなし!」
「心臓マッサージ続行!」
*繰り返し
(注意)通常の人に対して心臓マッサージを行ってはいけません。内疾患を起こす可能性があるそうです。
最初はすごく恥ずかしかったです・・・・・(だって、普通一種取ったときは、やらなかったもんで・・・)
その内段々真剣になってきましたよ。何度もやっていると動きもスムーズになってきますしね。
後半は、人形を使って人工呼吸・心臓マッサージを行いました。
人工呼吸につきましては、いくら人形といえどもみんなで使い回しをするため、「使い捨ての空気吹き込み用具」を使用しました。
人形は、上半身だけの物と全身の物と2体づつあり、それぞれマッサージのテンポや強さ・押す位置・人工呼吸時の息の量等を表示してくれます。
テストになりますと本番さながらの演技に加え、結果が印刷されるため力が入ります。
さっきまでは、1工程の1分間のマッサージでしたが、今度は3工程となり、心臓マッサージを3分間やりました。これが結構キツインデスヨ。
(まーテストと言っても結果でどうなると言うものでは無いのですけどね)
一通りの作業が終わると、人形の脇腹あたりから結果が印刷されて出てきます。
僕の場合は、心臓マッサージが上手く行かないのですよね・・・・・斜めに押していたり、押しが弱かったりしていたのが一目瞭然でした。(これじゃー助けられないよぉぉ〜)
さー最後に待ち構えていたのが、連続心臓マッサージです。どれくらいかと言いますと「5分間連続」です。
何だ・・5分か・・
と思った人!一歩前に出なさい!!(バキッ!)
心臓マッサージ・人工呼吸中の1分はいつも感じている1分より確実に長く感じます。それを5分ですよ・・・・(涙)
しかし、ここで天の声「時間の関係もありますので、ペアの
どちらか一人でお願いします」
火花を散らしながら、じゃんけんしました。真剣でした二人とも。。。。。
だって、5分もやって下手したらこの場で僕が人工呼吸を受けちゃうかもしれないからね・・・・
結果は、完全なる勝利!でした。(言うまでも無く、狂喜乱舞しました)
5分やった方はみなさん疲れ切ってましたよ。(ご苦労様でした)
◆
8・・・止血・包帯法
最後に三角巾を使用しての腕・足・傷口の固定の仕方を習いました。
捻挫した時の縛り方、頭や腕を怪我した時の縛り方等々を一通りやりました。三角巾っていうのは畳んだり、開いたりして色んな使い方が出来る物だと改めて実感しました。
以上で、応急救護処置についての講習は終了です。
<まとめ>
応急救護処置については、ここでは紹介しきれない事が沢山あります。ここでは「こんな事をするんですよ」程度の紹介だと思って下さい。またいつ何時負傷者を発見する立場になるか分かりません。出来る事なら、消防署等主催の講習会等に参加されるといいかもしれませんよ。
<おまけ>
次回1月10日に実技を受講しに行きます。聞いた話によりますと、再度バスに乗車し周りの状況を実況しながら運転をしたりするそうです。(例えば、前方から自転車に乗ったおばあさんがやってきます。とか・・・)
普通二種の方だと思うのですが、目隠しをして階段を登ったりしたそうです。
でも・・・しばらく運転していないから、ぶつけないかな・・・ちょっと怖いかも。

↑今回これをもらいました
